日本語パートナーズVN8期・現地活動・学校

日本語パートナーズ
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ASEAN諸国に 日本語・日本文化交流のために派遣される「日本語パートナーズ」は2014年からスタートしました。

 

私はベトナム8期メンバーとして、ベトナム・ハノイに着任し、活動してきました!

コロナの時期で派遣期間も短かったですが、現地では とても充実した毎日を過ごすことができました。

帰国後、ずいぶん経ちましたが、活動の記録を 綴っておきます。

2024年の段階で、今後10年間はこの事業を県属することが決まったそうです。

 

この活動にご興味のある方、参考になさってください。

 

日本語パートナーズ とは。

日本語パートナーズって? | 日本語パートナーズ
日本語パートナーズ”は、ASEAN諸国の中学・高校などの日本語教師や生徒のパートナーとして、授業のアシスタントや、日本文化の紹介を行います。アジアで多くを発見・吸収し、それを周囲へ、未来へ広げる…そんな人になってみませんか?

派遣された学校(学データデータは2022年のものです)

私たちベトナム8期は、もとはと言えば「ベトナム7期」として採用されたメンバーでした。

突然のコロナウイルス感染症の流行で、7期の派遣は中止となってしまい、次の年に待機期間を経て、8期として派遣されたのです。

それまでの派遣は、ベトナム全土に派遣されていましたが、私たち8期は、万一のとき(コロナ感染)に備えて、全員がハノイ市内への派遣となりました。

メンバー14人の派遣先は、次のとおりです。

ラントゥオン中学校
レゴックハン中学校
ゴックラム中学校
トホアン中学校
実験中学校
キムリエン高校
ヴィエットドゥック高校
グエンディンチュウ中学校
グエンズー中学校
チュンヴオン中学校
クオントゥオン中学校
ベーヴァンダン中学校
チューヴァンアン中学校
チューヴァンアン高校
リートゥオンキエット中学校
ゴシーリエン中学校
フオンマイ中学校
レクイドン中学校

 私の派遣校は、ゴシーリエン中学校とフォンマイ中学校でした。

ゴシーリエン中学校(Ngo Si Lien中学校)

ベトナムの中学校の名前は 有名な聖人の名前からつけられているそうです。

Ngo Si Lien Secondary School · 27 P.Hàm Long, Hàng Bài, Hoàn Kiếm, Hà Nội, ベトナム
★★★★★ · 中学校

「ゴシーリエン」は 生徒数3000人を超えるマンモス中学校でした。

初めて見たときは、この6階建ての建物にびっくりしました。

場所は、ハノイで有名なホアンキエム湖から、約1kmほど南、歩いて15分くらいでした。

近くには、元アメリカ大統領のオバマ氏が 在任当時に食べにきて、別名「オバマブンチャー」と呼ばれるお店もあります。

ブンチャーフォンリエン · 24 P. Lê Văn Hưu, Phan Chu Trinh, Hai Bà Trưng, Hà Nội, ベトナム
★★★★☆ · ベトナム料理店

まあ、とにかく、ハノイの中心地といってもいい場所だと思います。

私たちがお世話になった「国際交流基金」の 近くでもあります。

校長先生は 女性の先生。私の担当をしてくださったCP(カウンターパート)の先生も 女性でした。

このゴシーリエン中学校の生徒は とても活気があって 休み時間もにぎやかでした。

ベトナムの中学生は 6年生から9年生までの 4学年なんですが、

その中で日本語を選択している生徒は、約400人くらいでした。

日本語の授業は、6年生から8年生までは、週3時間、9年生は、2時間でした。

日本語授業の総数は、22時間となります。

パートナーズは 大体週20時間程度の授業が目安でしたが

私は2校兼任だったので、ゴシーリエン中学校の全ての授業に参加したのではなく、

CPの先生と相談しながら授業のコマを決めていきました。

授業に参加する前の3月に打ち合わせをしましたが、

その頃は、まだオンライン授業とリアルの授業を午前・午後に分けて行っていたようです。

(例 午前:リアル、午後:オンライン)

授業の合間は、この控え室で過ごしました。

とても広いです。会議室のような感じで、時々生徒が授業で使っていることもありました。

 

フォンマイ中学校(Phuong Mai中学校)

ゴシーリエン中学校を さらに3kmほど 南にいったところに

これまた大きな「統一公園」という公園があります。

この公園の湖は ホアンキエム湖と 同じくらい大きくて、たくさんの人が よく この湖(池?)の周りを ウォーキングしていました。

そこから大通りを隔てた南西側に フォンマイ中学校が あります。

Trường THCS Phương Mai · 18 Giải Phóng, Phương Mai, Đống Đa, Hà Nội, ベトナム
★★★★★ · 中学校

下見の日は、ゴシーリエン中学校から 歩いて移動することは可能かな~と思い、試してみました。

3kmほどなので、どんどん歩けば、歩けるんですが、さすがに疲れたので、帰りは即バスに乗りました。

ホアンキエム湖付近から行くのであれば、やはり バスかタクシーを使うのが便利です。

さて、ゴシーリエン中学校より小さいとはいえ、これも4階建てで、りっぱな校舎でした。

フォンマイ中学校の 生徒数は 1100人程度。

6年、7年、9年生は、3クラスずつ、8年生は2クラスでした。

その中で、日本語を選択している生徒は、約200人ほどでした。

どの学年も、週4時間に設定されていました。

全ての日本語授業を合計すると、週20時間です。

こちらも、校長先生・CP先生ともに、女性の先生でした。 

先生方がとても仲がよく、子どもももちろんですが、

先生方もはつらつとしている印象を受けました。

フォンマイ中では、打ち合わせした3月頃は木曜日の午前中のみリアル授業をし、

あとは全てオンライン授業をしているということでした。

フォンマイ中学校の日本語コースの教室には、日本を描いた壁画がありました。

また、こんな「日本語の部屋」もあり、ここで授業準備をしました。

日本語の先生の働き方は、ほぼ非常勤

ハノイの中学校では、日本語の先生は 非常勤であることがほとんどだそうです。

それで、私の担当のCP先生も、ほかの学校との兼任をしており、

授業の前に学校に来て、終わったら移動していました。

お忙しい毎日なので、学校での打ち合わせの時間は、あまり取れませんでした。

そのため、10分程度の休み時間を有効に使ったり、

zaloというSNSで連絡を取り合ったりして、授業の準備をしました。

4月5月は、学期末ですので、授業内容はほとんど終わっており

文化紹介をしてほしいという要望が強かったです。

私たちも授業が終わったら帰る毎日でしたが、

続きの授業がある日は、授業の合間に控え室にいて、授業の準備をしていました。

まとめ

ベトナムの中学校は、4学年が所属しており、人数もかなり多く校舎も立派でした。

今回は。私が日本語パートナーズで 派遣された中学校についてでした。

どちらも、オンライン授業が多いと聞いていましたが、

隔離期間が終わって、実際に授業に参加するようになると

だんだんリアルの授業が多くなって、オンラインの不自由さは少なかったです。

しかし、学校によってはオンライン授業が長引いたところもあり、

パートナーズ仲間には、「まだ授業になかなか参加できない」と残念がっている人もいました。

早々に オンラインからリアルに移行できた私は、ラッキーだったと思います。

ここまでが、派遣先の中学校についてです。

なお、ベトナム8期は特別にグループ活動としてメンバー全員で文化交流をする取り組みを経験することもできました。

1日限りの派遣で、一度に2クラス以上の生徒に授業する100人授業なども行いました。

それはそれで教材の数が半端なく、大変ではありましたが、

メンバーが協力して行い、おかげでかなり仲良くなれました。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!

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