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師走と呼ばれる12月の終わり頃になると、
みんなは、お正月の準備に忙しくなります。
- 年賀状書き
- 大掃除
- おせちづくり
- 松飾り(門松)
- おもちつき など。
こんな準備をしながら、一年間を振り返ったり、
来年に思いを馳せたりして年末を過ごします。
お餅つきや大掃除など、
一人でできないものは、
家族や近所の人と協力して仕上げていったものです。
そうやって、みんなで力を合わせてやるのも、大事な時間でした。
ただし、最近は便利なものができて、
ほとんどが、自分の家でできるようになりました。
今回は、「おもちつき」について、説明します。
なぜ、おもちを作るの?
もちは、昔から、お祝いのに日(ハレ)のお供え物として作られていました。
また、冷蔵庫などがない時代、
餅(もち)は、寒い時期の貴重な保存食でもありました。
![](https://yumeoi2020.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/9b02a910a86acb9ab592f89e620a67b2.jpg)
とりわけ、「お年玉」とも呼ばれる「お鏡餅」は、
お正月には欠かせないもので、
昔は、それぞれが近所何軒かであつまって作っていました。
その後、餅つき機ができて、時間が短縮され、
それぞれの家庭で作れるようになり、
さらに、最近は、お店で買って済ませる人も多くなったようです。
私は、地域の方や、親戚と餅づくりをしました。
いつまでも、こうして作り続けることはできないかもしれない、
と思いますので、記録しておくことにしました。
自分たちで作る方法には、
「臼」と「杵」を使ってつく方法と
機械でつく方法があります。
臼と杵を使う方法
まずは、「臼」と「杵」を使っての、伝統的な餅つきです。
今はめったに見ませんが、最近、餅つき会に参加して、
この餅つきを体験することができました。
準備するもの
- もち米(前日から洗って水につけておく)
- 水(うち水として使う 沸かしてお湯にする)
- 臼(うす)
- 杵(きね)
- せいろ(蒸し器でもいいが、量が足りない)一式
- 餅を広げる大きな板 ※代用可
- 餅とり粉(餅がくっつかないように、板に広げる・手につける)※片栗粉
- もろぶた(できた餅をならべる容器) ※代用可
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「臼(うす)」(石でできています※木のものもあります)
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つき方 作り方
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![](https://yumeoi2020.com/wp-content/uploads/2020/12/2020.12.27餅つき_201229_20-1024x768.jpg)
重労働なので、交替しながらついていきます。
時々、うち水をします。
![](https://yumeoi2020.com/wp-content/uploads/2020/12/2020.12.27餅つき_201229_15-768x1024.jpg)
温かいうちに、ちぎって丸めます。
![](https://yumeoi2020.com/wp-content/uploads/2020/12/2020.12.27餅つき_201229_7-1024x768.jpg)
「お鏡」のできあがり。
この伝統的なつき方は、「餅つき会」でのことです。
特別なつき方で、なかなか経験できません。
先日この餅つき会に参加できました。
このサイト↓で紹介しています。山の上で、きれいな風景でした。
是非ご覧になってください。
つぎは、機械つき ※現代は、ほとんどがこのやり方
私たちが子供の頃の昭和の30年代後半には、
この「餅つき機」なるものが発売され、
すでに、田舎でも、この機械つきになっていました。
それでも、
高価だったためか、
餅を丸めるのに人数が必要だったためか、
一軒で餅つきをするのではなく、
数軒の女性や子どもたちが集まり、
餅つきをしていたように思います。
「せいろ」でもち米を蒸すのは同じ、
その後の「つき方」が、
「臼+杵」→「機械」に代わったわけです。
平成、令和と時代が移り、
「餅は、家ではつくらないで、買うわ」って人も増えたようですが、
田舎ではまだまだ現在でも、この「餅つき機」が活躍しています。
◆ ◆
今回の我が家の餅つきは
姉の家で行いました。
ほとんど、姉が準備してくれているので、
とても楽ちんな餅つきでした。
写真は、「つく」からです。
![](https://yumeoi2020.com/wp-content/uploads/2021/01/餅つき2_210103_1-1024x768.jpg)
表面につぶつぶがなくなり、きれいになったころ合いで、終了。
![](https://yumeoi2020.com/wp-content/uploads/2021/01/餅つき2_210103_0-768x1024.jpg)
さすが、お姉ちゃん!
![](https://yumeoi2020.com/wp-content/uploads/2021/01/餅つき2_210103_3-1024x768.jpg)
![](https://yumeoi2020.com/wp-content/uploads/2021/01/餅つき2_210103_4-1024x768.jpg)
![](https://yumeoi2020.com/wp-content/uploads/2021/01/餅つき2_210103_5-1024x768.jpg)
今回、「あん入り」も作りましたが、
写真がなくて残念。
でも、冷えてしまうと、形が悪くなるんですよね。
お鏡に比べると素早くできています。
◆ ◆
いろんな方の労力と、心を込めたお餅が、
今年も元気でいただけました。
ありがとう!
◆ ◆
まとめ
ということで、年に一度の「餅つき」についてまとめてみました。
今回は、「餅つき会」に誘っていただいたおかげで、
伝統的な「臼」と「杵」の餅つきもご紹介できました。
年末の風景だったものが、変化してきています。
それぞれの家で準備していた「門松」も
今は、ほとんどの家庭が印刷したものを使ったり、
お店で買ったものを飾ったりします。
年賀状は、パソコン作成になり、
メールやSNSでのかわいいメッセージに代わるようになりました。
おせちも、
以前は何日も準備して作り上げていたものですが、
お店に注文して済ます家庭が増えました。
我が家も、
今年はじめて「おせち」を注文し、
大みそかに取りに行きました。
(楽で、おいしかったですが 笑 )
時代は変化します。楽な方に、いい方(たぶん)に。
・・・ですが、ときどき、こうして振り返ると
ノスタルジーに浸ってしまします。
こんなふうに
便利に変化する一方の社会ですが、
つきたてのお餅は、とっても美味しく、
味わえるのは、餅つきをした人の特権です。
日本人の方、外国から来ている方、
もし、「餅つき」に誘われたら、ぜひ、参加してみてくださいね。
〈追加〉 餅には注意!
あ、餅は、のどに詰まらせると大変です!
日本では、高齢者が毎年救急車を呼ぶような事態になります。
くれぐれも、お気をつけて、お餅を楽しんでくださいね。
◆ ◆
最後までよんでいただき、ありがとうございました。
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