【春】おせったい 家を回ってのお参りと、眼鏡菓子

日本文化・行事

日本の南側の九州の大分県では、【おせったい(接待)】という行事があります。

これは、弘法大師(空海)ゆかりの行事です。

その昔、弘法大師(空海)が教えを広めるために歩いて回っていたころ、人々が、ご飯やお茶を出してもてなしたということからはじまったと聞いています。大師の亡くなった日(旧暦3月21日)の近くに、地区ごとに日を決めて行なっています。

弘法大師像をおまつりしている家は、かどに赤い旗を立てて、目印にします。

私の地区では、毎年4月21日に行なっていました。

その日になると、子どもたちは、お賽銭を手に各家を回って、持っていった袋にお菓子を入れてもらったものです。袋やかばんがお菓子でいっぱいに膨れるのがうれしくて、何軒も回っていたなあ。

お菓子の定番は、眼鏡菓子。今では子どもたちの好みに合わせて、スナック菓子を出している家庭もあるようです。

宇佐市内のお店では、この季節が近づくと、こんなふう⇓に商品を準備しています。

ぐるたび

今年(2020年)は、新型コロナウイルス感染症のため、取りやめになる可能性もありましたが、当日、何軒かは、赤い旗🚩を立てて待っていてくださっていました。

あった!
これが目印の赤い旗。

お向かいに声を掛けて、一緒にお参りしました。

親戚のおばちゃん。
お向かいのお孫さん。
一生懸命お参りしてました
かわいい。

素朴な行事ですが、お散歩を兼ねて歩きながら、とってもいい時間でした。

ご利益で、コロナが退散しますように!

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