「生活者としての外国人」に対する教室の必要性
先日、文化庁の「生活者としての外国人」に対する日本語教師研修に参加しました。
私は今、JLPT対策の日本語教室のスタッフをしています。
時々、JLPTでなく、会話するときの日本語を勉強したいと言ってくる人がいます。
JLPT対策をやっているので、会話授業希望なら、対応できないということをお伝えするわけです。
仕方ないとは思いながら、教えてあげられないことに、ちょっと申し訳ない気持ちになってしまいます。
また、長年日本に住んでいるのに日本語が話せない人もいるということもわかり、
「生活者」に向けた教室の必要性も感じています。
今回、研修に参加して、いろいろなことを学ぶことができました。
今後、役立ちそうなサイト情報など、メモをしておきます。
順次追加予定ですので、興味のある方は、どうぞご覧ください。
『わたしをつたえるにほんご CINGA版』
「わたしを伝える日本語」千葉県国際交流協会
みんなの教材サイト(国際交流基金)
多文化共生ツールライブラリー(自治体国際化協会)
NEWS 日本語教育コンテンツ共有システム(文化庁)
研修参加者から出たアイディアメモ
とりあえずのメモです。 後日整理予定!
・地域のお祭り(係をやる:お菓子を渡す・・・etc)
・保護者と保育者でイベントを開く。(話し合う中で、言葉の理解も進む)
今あるイベントに何か加える・育児相談
・私のしたいこと。(施設をさがす。申し込む。行ってみる)
・おすすめの料理やお店を紹介する簡単な動画を、グループで作り、みんなで見る。 (撮影者と掛け合い)
・一緒にお店に行く(八百屋さん、本屋さん)
・日本の変なところをプレゼンする。(変なルールなど)
・おすすめをプレゼンする。 お菓子 コンビニの食べ物
・困っていることからスタートする。(歯医者・妊活)
・マンション、ゴミ、地域のルールなど
・近くの動物園へ。グループ分けし、ポイントでスタンプラリー的にさまざまな動物を見て周り、感想等をシェアする。自分の国の動物について話すこともできそう。
・ゴミ出しをテーマに。どの曜日に何を、どのレベルで分別して出すか。日本人も含めて、見直す(おさらいする)。「うちの町は…」などを調べて発表するなど。何がリサイクルできるか?などをクイズ形式で学ぶなど。
・観光名所めぐりをしながら、外国人が外国人に進める見どころや体験ものなどを、マップ・ガイドブック・動画等にする。出身の国によって目の付け所が違うかもしれない。
・地域の自動販売機をとりあげて、自販機マップを作る。飲み物だけではなく、餃子、お寿司、ラーメンなどの変わり種も。
インタビューして、それぞれ分かったことみんなに発表していく
・注意喚起ポスターをグループで作って発表
・ペットを飼いたいけど飼えない人と飼っている人のマッチングで、
ペットの散歩・街歩き
・うちの子自慢➡こんなことできます!ここがいいんです!
・街歩きして、インタビュー:ペット飼っている人への声のかけ方を学ぶ
・お祭りに参加してみよう!
祭りの歴史の前勉強 →浴衣きてみる、盆踊り参加 →どうだった?自国の祭りとの違いを話す等
・雪かき一緒にやってみる
暗黙のルールがあるので、いっしょにやりながら。除雪車の入る時間帯情報交換
・要らないものの交換会(フリーマーケット)
日本人・海外の人、生活が垣間見える。必要/不要がわかる。値つけ
・おすすめの店の紹介、店員さんへのインタビュー 発表
特産の食べ物を知る、お得情報交換、「旬のもの」がわかる
・自国の昔話を紙芝居にして作る。→お互い上演会。幼稚園で上演したり
・図書館の本・・例)七夕のお話を読みっこする。自国の行事との違いを話す
「多文化レストラン マップ」:好きなレストランを紹介する
・「まちの独断マップ」:まちの好きなところ、嫌いなところをマップにする
・レシピ集:各国の料理のレシピをつくる
・各国お料理教室:学習者が先生になり、料理教室をする
・公園の花植え・清掃活動
・お互いの国の文化を物や日本語で伝え合う
・一緒に歌をうたう
・お花見
・買い物・買って来た商品の説明
・防災避難について:場所の確認および災害時に必要な情報を理解する。(パンフレットを見た後、実際の場所の確認を行う)
・街探検:防災も含め子供100当番の家(子供が危険を感じたらこの家に行けばいい)/通学路の探検(危険な場所を考える)
・市役所での手続きを体験する。実際に行って、フォームに記入してみる。(住民票を取ってみる。図書館でカードを作ってみる。)
・子育てに関する情報共有:未就学児の親や妊娠されている方々とお子さんがすでにいらっる方々と交流できる場を提供し、子育てに必要な情報を共有する。
・自分史を書く:日本語で少しずつ各自のペースで!自分の人生を振り返るきっかけと将来を考える機会となる。
・交通安全講習:車、自転車、歩行者のルールを確認する。国によって異なることを市民も市民も理解できる。
コメント