師走と呼ばれる12月の終わり頃になると、
みんなは、お正月の準備に忙しくなります。
- 年賀状書き
- 大掃除
- おせちづくり
- 松飾り(門松)
- おもちつき など。
こんな準備をしながら、一年間を振り返ったり、
来年に思いを馳せたりして年末を過ごします。
お餅つきや大掃除など、
一人でできないものは、
家族や近所の人と協力して仕上げていったものです。
そうやって、みんなで力を合わせてやるのも、大事な時間でした。
ただし、最近は便利なものができて、
ほとんどが、自分の家でできるようになりました。
今回は、「おもちつき」について、説明します。
なぜ、おもちを作るの?
もちは、昔から、お祝いのに日(ハレ)のお供え物として作られていました。
また、冷蔵庫などがない時代、
餅(もち)は、寒い時期の貴重な保存食でもありました。
とりわけ、「お年玉」とも呼ばれる「お鏡餅」は、
お正月には欠かせないもので、
昔は、それぞれが近所何軒かであつまって作っていました。
その後、餅つき機ができて、時間が短縮され、
それぞれの家庭で作れるようになり、
さらに、最近は、お店で買って済ませる人も多くなったようです。
私は、地域の方や、親戚と餅づくりをしました。
いつまでも、こうして作り続けることはできないかもしれない、
と思いますので、記録しておくことにしました。
自分たちで作る方法には、
「臼」と「杵」を使ってつく方法と
機械でつく方法があります。
臼と杵を使う方法
まずは、「臼」と「杵」を使っての、伝統的な餅つきです。
今はめったに見ませんが、最近、餅つき会に参加して、
この餅つきを体験することができました。
準備するもの
- もち米(前日から洗って水につけておく)
- 水(うち水として使う 沸かしてお湯にする)
- 臼(うす)
- 杵(きね)
- せいろ(蒸し器でもいいが、量が足りない)一式
- 餅を広げる大きな板 ※代用可
- 餅とり粉(餅がくっつかないように、板に広げる・手につける)※片栗粉
- もろぶた(できた餅をならべる容器) ※代用可
つき方 作り方
この伝統的なつき方は、「餅つき会」でのことです。
特別なつき方で、なかなか経験できません。
先日この餅つき会に参加できました。
このサイト↓で紹介しています。山の上で、きれいな風景でした。
是非ご覧になってください。
つぎは、機械つき ※現代は、ほとんどがこのやり方
私たちが子供の頃の昭和の30年代後半には、
この「餅つき機」なるものが発売され、
すでに、田舎でも、この機械つきになっていました。
それでも、
高価だったためか、
餅を丸めるのに人数が必要だったためか、
一軒で餅つきをするのではなく、
数軒の女性や子どもたちが集まり、
餅つきをしていたように思います。
「せいろ」でもち米を蒸すのは同じ、
その後の「つき方」が、
「臼+杵」→「機械」に代わったわけです。
平成、令和と時代が移り、
「餅は、家ではつくらないで、買うわ」って人も増えたようですが、
田舎ではまだまだ現在でも、この「餅つき機」が活躍しています。
◆ ◆
今回の我が家の餅つきは
姉の家で行いました。
ほとんど、姉が準備してくれているので、
とても楽ちんな餅つきでした。
写真は、「つく」からです。
表面につぶつぶがなくなり、きれいになったころ合いで、終了。
さすが、お姉ちゃん!
今回、「あん入り」も作りましたが、
写真がなくて残念。
でも、冷えてしまうと、形が悪くなるんですよね。
お鏡に比べると素早くできています。
◆ ◆
いろんな方の労力と、心を込めたお餅が、
今年も元気でいただけました。
ありがとう!
◆ ◆
まとめ
ということで、年に一度の「餅つき」についてまとめてみました。
今回は、「餅つき会」に誘っていただいたおかげで、
伝統的な「臼」と「杵」の餅つきもご紹介できました。
年末の風景だったものが、変化してきています。
それぞれの家で準備していた「門松」も
今は、ほとんどの家庭が印刷したものを使ったり、
お店で買ったものを飾ったりします。
年賀状は、パソコン作成になり、
メールやSNSでのかわいいメッセージに代わるようになりました。
おせちも、
以前は何日も準備して作り上げていたものですが、
お店に注文して済ます家庭が増えました。
我が家も、
今年はじめて「おせち」を注文し、
大みそかに取りに行きました。
(楽で、おいしかったですが 笑 )
時代は変化します。楽な方に、いい方(たぶん)に。
・・・ですが、ときどき、こうして振り返ると
ノスタルジーに浸ってしまします。
こんなふうに
便利に変化する一方の社会ですが、
つきたてのお餅は、とっても美味しく、
味わえるのは、餅つきをした人の特権です。
日本人の方、外国から来ている方、
もし、「餅つき」に誘われたら、ぜひ、参加してみてくださいね。
〈追加〉 餅には注意!
あ、餅は、のどに詰まらせると大変です!
日本では、高齢者が毎年救急車を呼ぶような事態になります。
くれぐれも、お気をつけて、お餅を楽しんでくださいね。
◆ ◆
最後までよんでいただき、ありがとうございました。
コメント