お茶のお稽古・初釜-2022年1月 睦月(むつき)

日本文化・行事
yumeko
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今年も、初めてのお稽古に参加できました。

年が明けて初めてのお茶席のことを、

「初釜(はつがま)」

といいます。

今年は、昨年と違うお道具も拝見できて、

また、味わいのあるお席でした。

お茶席のしつらえ

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茶花  花入れ

花入れ お花

青竹

竹を切っただけの、すっきりとした花入れです。 新年の清々しさが漂ってきます。

結び

柳をまとめて結んだ「結び柳」というものを 生けています。

陶芸家・沼尻宗真氏のブログによると、

「結び柳」は旅立つ人を見送る際に、再会を期し柳の枝と枝を結び合わせた古代中国の風習に由来し、行く歳から、来る歳への縁をつないでいるそうです。

ただし、これについては、別説もあります。

いつもの、シンプルなお茶席の花にはない ダイナミックな「結び柳」です。   

『初釜【結び柳の由来】男の茶道★沼尻宗真』
新春の初釜を迎え様々な「葩餅」の記事を拝見し共感したり、菓子が分解されてたり驚き  もちのきでした。茶の湯ですから粋にいきたいものです。今回は「結び柳」のお咄…

紅白の椿

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掛け軸

「鶴宿千年松」   鶴は 千年の松に 宿る

 鶴・松と、お正月らしい言葉ですね。

「茶の湯覚書歳時記」というブログにも この言葉の紹介がありました。

『鶴宿千年松』
鶴宿千年松  つるはせんねんのまつにやどる楊衡の宿吉祥寺寄廬山隠者詩に「鶴は千年の松に宿る」とあるそうです。参考に「白鶴宿老松」 (はっかくろうしょうにやどる…

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香合

ぶりぶり香合

お正月によく使われる香合だそうです。今屋静香園ホームページによると、

もともと、子どもの玩具「ぶりぶり」からきているとか。おめでたい図柄が 使われています。 

かわいい呼び名ですね。

お正月におすすめのぶりぶり香合 | 今屋静香園 お茶・いまやの茶の湯・茶道具 抹茶ソフトクリーム 香川県観音寺市

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炉縁(ろぶち)

松梅の 象嵌炉縁

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茶道具

水指

京焼  一方に「打ち出の小槌」が描かれ、反対側に「不老長寿」の文字が書かれていました。

縁起の良い品です。 

  

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お棗

輪島間島塗

輪島塗 蒔絵 松

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席入り

初釜用にしつらえられたお茶席に 

主客から 席入りします。

掛け軸・お花・香合 → 炉・炉縁・棚(お棗・お水指)の順に 拝見し、席に着きます。

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お点前

「嶋台茶碗」でのお点前です。

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静かな空間に お釜のたぎる音と お茶を点てるお茶筅の音だけが聞こえます。 

落ち着きますね。

御三器 拝見

茶入れ

 高取焼き 肩衝(かたつき)

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御仕覆

 四座金襴

裂地について  「みなぎ」ホームページより

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茶菓子

主菓子 花びら餅

この花びら餅、なんと、手作りです。

ごぼうの香りが ほんのりとして おいしかったです。

 

干菓子 三種

 

手前の二品も、なんと手作りです。 きれいですね。

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お茶碗

嶋台茶碗

 初釜に使われる金と銀の重ね茶碗のことを「嶋台茶碗」と呼びます。

干支の茶碗 京焼

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その他 

「初釜」(表千家「茶の湯-心と美ー」より)

表千家不審菴:茶の湯の歳時:初釜

お水屋のスナップなど

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今日は、お水屋も 着物であでやかでした。

今年も よろしくお願いします。

森若先生・お茶教室のみなさんと

 

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今年も、初釜のお道具を 記録・ご紹介しました。

なかなか覚えきれず、説明もわかるものだけですが、

こうやって思い出すのも楽しいです。

ご覧いただき ありがとうございました。

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