今年も、初めてのお稽古に参加できました。
年が明けて初めてのお茶席のことを、
「初釜(はつがま)」
といいます。
今年は、昨年と違うお道具も拝見できて、
また、味わいのあるお席でした。
お茶席のしつらえ
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茶花 花入れ
花入れ お花
青竹
竹を切っただけの、すっきりとした花入れです。 新年の清々しさが漂ってきます。
結び柳
柳をまとめて結んだ「結び柳」というものを 生けています。
陶芸家・沼尻宗真氏のブログによると、
「結び柳」は旅立つ人を見送る際に、再会を期し柳の枝と枝を結び合わせた古代中国の風習に由来し、行く歳から、来る歳への縁をつないでいるそうです。
ただし、これについては、別説もあります。
いつもの、シンプルなお茶席の花にはない ダイナミックな「結び柳」です。
紅白の椿
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掛け軸
「鶴宿千年松」 鶴は 千年の松に 宿る
鶴・松と、お正月らしい言葉ですね。
「茶の湯覚書歳時記」というブログにも この言葉の紹介がありました。
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香合
ぶりぶり香合
お正月によく使われる香合だそうです。今屋静香園ホームページによると、
もともと、子どもの玩具「ぶりぶり」からきているとか。おめでたい図柄が 使われています。
かわいい呼び名ですね。
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炉縁(ろぶち)
松梅の 象嵌炉縁
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茶道具
水指
京焼 一方に「打ち出の小槌」が描かれ、反対側に「不老長寿」の文字が書かれていました。
縁起の良い品です。
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お棗
輪島塗 蒔絵 松
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席入り
初釜用にしつらえられたお茶席に
主客から 席入りします。
掛け軸・お花・香合 → 炉・炉縁・棚(お棗・お水指)の順に 拝見し、席に着きます。
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お点前
「嶋台茶碗」でのお点前です。
静かな空間に お釜のたぎる音と お茶を点てるお茶筅の音だけが聞こえます。
落ち着きますね。
御三器 拝見
茶入れ
高取焼き 肩衝(かたつき)
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御仕覆
四座金襴
四座金襴(しざきんらん)とは紺、白、赤、茶、うす萌葱(もえぎ)のなどの色で縦縞を織った上に、二重蔓小牡丹唐草文様(ふたえづるこぼたんからくさもんよう)を金糸で施した裂地です。
裂地について 「みなぎ」ホームページより
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茶菓子
主菓子 花びら餅
この花びら餅、なんと、手作りです。
ごぼうの香りが ほんのりとして おいしかったです。
干菓子 三種
手前の二品も、なんと手作りです。 きれいですね。
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お茶碗
嶋台茶碗
初釜に使われる金と銀の重ね茶碗のことを「嶋台茶碗」と呼びます。
干支の茶碗 京焼
松
梅
竹
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お水屋のスナップなど
今日は、お水屋も 着物であでやかでした。
今年も よろしくお願いします。
森若先生・お茶教室のみなさんと
今年も、初釜のお道具を 記録・ご紹介しました。
なかなか覚えきれず、説明もわかるものだけですが、
こうやって思い出すのも楽しいです。
ご覧いただき ありがとうございました。
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