こんにちは。
yumeoi日記のyumekoです。
新型コロナウイルス感染症の影響で、2020年は各地の七夕祭り中止のお知らせが出ているようです。5月の解除後、感染者がまた増えてきていますので、しかたないとはいえ、さみしいし、残念なことです。
せめて、日本語レッスンの中ででも、「七夕(たなばた)」を扱い、ついでに「~たい」(余裕があれば「~たがる」)の学習と、日本文化としての<七夕まつり>について学んではどうでしょうか?
7月7日、直前になってしまいましたが、今回は、七夕の「短冊作り」をしてみました。前に紹介した「うちわ作り」同様、いえ、それ以上に簡単にできます。
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なお、本物の竹を持ってきて下げる方法もありますが、家への持ち帰りができにくいのと、持ち帰った後、しばらく飾ってからの処理のしやすさを考え、台紙に張るものにしています。
それぞれの、教室や生徒さんの状況で判断すればよいと思います。
眺めるだけでもかわいいので、日本語教室でも、おすすめです。
その内容をご報告します。
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「七夕 短冊づくり」の準備
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短冊(たんざく) =淡い色の紙
和風の紙を、長方形に切っておきます。
練習も兼ねて使うので、用紙は多めに作っておくとよいでしょう。ちなみに、先日の生徒さんは、練習なしで、1枚で決めました。
「書く」指導ではないので、それもありだと思います。「書く」に比重を置き、文字の形にこだわるやり方もあるでしょう。 指導の目的次第です。
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竹飾り(たけかざり)
七夕風のアレンジにするための飾りです。何でも構いません。私はプラスティックのこんな飾りをみつけました。カラフル過ぎず、シンプルな方がいいと思います。下の写真のものを使ってみました。100均です! これなら、大人数の生徒さんにでも対応できますね。
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台紙用の色ケント紙 ※少し厚めの色つき紙ならよい。
この紙に、短冊を貼ります。
色画用紙がよいと思いますが、少し厚さのある色つきの紙であれば、何でもかまいません。
台紙に張ることで、家に持って帰りやすくなり、飾りやすくもなります。学習者は、文字を何度も見ることができるので、定着しやすくなります。
これだけで、学習の定着に差ができるというものではありませんが、目に触れる回数を増やすという視点は、学習段階では大事だと思っています。
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千代紙風 折り紙 ※なくてもできます。
竹飾りを台紙に固定するために、飾りを兼ねて使います。
かわいい柄だと、引き立ちます。
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お手本
自分の願い事の参考になるように、いくつか書いておきます。
今回は、希望の表現である「~たい」「~ように」「ください」の3通りのものを準備しました。
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筆ペンなどの筆記具(人数分)
文字がはっきり見える、筆ペンやラッションペンがよいです。
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こより(書道半紙をねじって作る)※なくてもよい。
短冊を竹とつなげるために、時間があれば生徒さんと<こより>を作ってみるのもよいと思います。2、3分でできます。
書道半紙を2㎝幅程度に割いて(手で割いてよいです。)親指と人差し指でねじって、ひも状にして作ります。初めに指先を湿らせてやった方がうまくいきます。
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のり
台紙に短冊を貼ったり、竹飾りを和紙で張り付けたりするのに使います。
スティックのりが、よれがでなくて扱いやすいです。
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準備物は、このくらい。
- 短冊用紙 =淡い色の紙
- 竹飾り
- 台紙用の色ケント紙
- 千代紙風色紙
- お手本
- 筆ペンラッションペン
- こより ※なくてもできる
- スティックのり ※両面テープでもよい
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この機会に確認しておきたい文法 「~たい」
お願いを書くということで、この機会に、「~たい」の文系の学習をするといいです。人によっては、復習になるかもしれません。
自分の願い・思いなので「~たい」、ひとの願い・思いを伝えるときには、「~たがる」。
その他、「~ますように。」「~ください。」の表現は、神様へのお願いを含め、他への願いを述べるときの表現であることなど、学習者の実態によって。
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いざ、書いてみよう!
手順
- お手本を参考に書く言葉を決める。
- もし、可能なら、お手本の文字を書いてやることもよいです。学習者は、こんな機会に、きれいな文字を強く意識して書き、その活動から学びます。
- 短冊用紙に練習をする。よい文字ができれば、それが清書。
- 自分の名前も書く。
- 台紙に竹飾りを貼る。 幅(2㎝程度)のある千代紙で固定する。
- 短冊を、台紙に貼る。 完成!
その日のレッスンが終わったところで、10分以内で仕上がります。
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◆ 制作 約5~10分 ◆
出来上がり!
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これは、書道教室で作成したものです。
今回は、日本語レッスンでの、「七夕 短冊作り」でした。
「うちわ作り」でも書きましたが、文字を書くことに一生懸命になれ、持ち帰りができて、何度も見ることで復習ができるので、短時間でできる、こんな制作を取り入れた活動は、おすすめです。
お読みいただきありがとうございました。
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